２０２３年１２月８日（金）秋田市の秋田キャッスルホテルを本会場に県内全６会場をオンラインで結び、組合員・役職員６４名の参加で開催しました。司会は組合員活動協議会委員の石井みき子さんが務めました。
山野内雅志会長理事の開会挨拶の後、秋田県警察本部生活安全部犯罪抑止対策係 大友武志氏、菅野克也氏、東北財務局 秋田財務事務所の川村和人氏による「特殊詐欺の被害防止について」の講演を行い、近年ますます巧妙化する特殊詐欺被害の現状と対策について、現場の最前線で業務に携わっておられる講師の方々から実際の事例を交え学びました。
県警察本部の大友氏、菅野氏からは、毎日のように報道される詐欺被害の記事を見る際には被害額だけでなくその内容にも注目し、どのような手口で被害に遭ったのかを理解することの重要さを解説いただきました。電話による被害を防ぐ具体的な対策など、詐欺被害を未然に防ぐ方法もいくつか紹介され「自分のお金は自分で守るとの思いで日々生活してほしい」と提言されました。
秋田財務事務所の川村氏は受け子・出し子の低年齢化問題や、クレジットカード詐欺の被害総額が昨年３７０億円にも上っていることに触れ、家族間で合言葉を決めることや、電話の録音設定対策が被害防止に功を奏した事例を挙げ「とにかく大事なことは一人で判断しないこと」と述べました。
講演後は各会場から多くの質問があり、それぞれ詳しく回答いただきました。
近年ますます巧妙化の一途をたどる特殊詐欺被害ですが、被害の実態に関心を寄せ「自分だけは大丈夫」という意識を危機感に変え、今日教えていただいた多くの対策を実践することにより、防げる被害がたくさんあることを学びました。
