第41回秋田県生協大会を開催しました

 10月17日(金)秋田市のイヤタカを本会場に、県内各地の全6会場をオンラインで結び開催し、組合員・役職員78名が参加しました。

 ご来賓に日本生協連北海道・東北地連 事務局長の丸谷靖朋様を迎え、生活協同組合コープさっぽろ地域政策室室長 成田智哉氏の講演「協同組合と共助型プラットフォームが一体となった取り組みについて」と、今年8月に開催した2025ピースアクションinヒロシマの参加報告を行いました。

 成田氏の経営される、地域住民の困りごと解決のマッチング事業を運営するミーツ株式会社は、2023年にコープさっぽろの関連会社となりました。コープさっぽろで成田氏は地域政策室室長に就任され、「北海道に根ざした地域課題の解決を狙う」という志を同じくするミーツと生協の出会いは「協同組合」×「共助型プラットフォーム」という基盤を構築し、一層地域へ貢献できる体制を整えました。 

 さらには、これまで可視化されていなかった「地域の困りごと」を見える化したデータを、地域のリアルなニーズを求めている自治体や企業へ情報提供し、みんなで見守れるまちづくりに役立てているという画期的な報告もありました。

 成田氏が提唱される「ぬくもりのあるコミュニティ」は地元・厚真町で始めた家族のようなつながりを目指す事業から端を発し、コープさっぽろとの連携で生まれた相乗効果により、更なる発展を遂げています。より広く、より多くの地域課題の解決に向け新たなチャレンジを続ける成田氏の素晴らしい取り組みを学ぶことができました。

北海道・東北地連 事務局長 丸谷靖朋氏
山野内雅志会長理事
コープさっぽろ地域政策室室長 成田智哉氏

 続いて今年8月に開催された2025ピースアクションinヒロシマに参加したコープあきた組合員の亀山孔明さん、勇人(はやと)さん(小学6年生)、悠佳(はるか)さん(小学3年生)の親子3名による参加報告を行いました。 亀山さん親子は現地で映画「おかあさんの被爆ピアノ」の鑑賞や「子ども平和会議」「虹のひろば」へ参加され、全国の生協の仲間と共に3日間の貴重な体験から学んだ過去の戦争の歴史や、現地で感じた平和への想いを報告されました。勇人さんと悠佳さんのお二人は、現地で印象に残った場面や戦争の悲惨さ、平和な世界への願いを感想文で伝えてくれました。

 2025年の今年は広島に原子爆弾が投下されて80年の節目を迎えます。被爆体験者が高齢化し戦争の記憶を伝え継ぐ必要性がますます高まる今、平和について考える貴重な機会となりました。

(左から)亀山孔明さん、勇人さん、悠佳さん
本会場の様子
オンライン会場の様子

 大会決議は組合員活動協議会委員の大森百合子さんが読み上げ◆安心して生活できる災害対策や社会保障制度の構築を求めること◆被爆・戦後80年を迎え誰もが安心して暮らせる世界を目指し、核兵器の廃絶と、平和の願いを若い世代へ継承する活動に取り組むこと◆IYC2025国際協同組合年を機に県内の協同組合が連携し、食の安全、平和活動、社会貢献の取り組みを進め、持続可能な社会の実現を目指すことを満場一致で採択しました。

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