第14回秋田県生協幹部役職員研修会を開催しました

2019年2月18日(月)、秋田市のイヤタカで県内の役職員・組合員60名の参加で、城南信用金庫顧問の吉原毅様による講演「お金が暴走する時代に協同組合の意義」を行いました。司会は三浦貴裕常務が務めました。
冒頭 大川功会長より「今日のテーマは決して易しいものではないが、参加者の皆さんにはしっかり講演を聞いてもらい今後の生協運動に活かしてほしい」と挨拶されました。

開会挨拶 大川会長


約1時間半の講演では、お金の暴走による現代社会の弊害について「企業は利益を追求するもの」という考えに疑問を持ち、その信念を貫き実践してこられたご経験を語っていただきました。
まずお金そのものの成り立ちから、太古の昔、文化の発達に伴い発展してきたお金による人々の対立や、世界の資本主義の歴史にも触れつつ、協同組合の成り立ちや思想についても説明されました。ロッジデールの町で誕生した協同組合の話には、改めて協同組合の目指す思想に誇りを感じました。「協同組合が目指すのはお金儲けでなく、自分たちで働いて自分たちが幸せになる経営。お金が暴走すると経済や企業がだめになる。戦争を起こすと会社が儲かることを良しとするように、お金が倫理観の喪失を生むこともある」と述べました。
さらに「どの会社にも目指す理念がある。かのスティーブ・ジョブスは金儲けを目的として成功した人は見たことがないと断言し、今までにない素晴らしい商品を作り世の中を良くすることを理念としていた」と例を挙げました。

講演 城南信用金庫 吉原 毅様


人間の幸せを目指す協同組合の基本は地域に根差した経営であり、世界ではアンチグローバルの動きが高まりつつあると言及、「人々の幸せのための組織体が協同組合。国を、地域を、家族を守る企業や社会を作るには自分たち一人ひとりが主体性を持ち意見を出すことが重要」と呼びかけました。
お金とは?利益追求とは?本当の幸せとはいったい何なのか?改めて私たちに考える機会を与えていただきました。
小林芳昭常務による閉会挨拶では「2016年に協同組合の思想がユネスコ無形文化遺産に登録された。今日学習したことと照らし合わせながら、これからも毎日の活動に強い意志で向かっていきましょう」と挨拶されました。

会場のようす


司会の三浦常務


講演を聞く参加者